食虫植物の一つとして有名なハエトリソウ、ハエが乗ってしばらく経つと葉を閉じて食べるその衝撃的な映像を見たことがある人は多いでしょう。
さて、ハエトリソウはハエが葉っぱに乗るとすぐに葉を閉じるのではありません。1度触っただけでは閉じず、それから30秒以内にもう一回触ると素早く葉を閉じることが知られています。
どのような仕組みでこの葉を閉じる時間が作られているのでしょうか?最新の顕微鏡観察により、細胞内のカルシウムイオンが維持される時間と葉の閉じるタイミングが一致することが分かりました。それについて少し書きます。