知られざるイントロンの機能〜飢餓時に細胞の生存を助ける〜

遺伝子の中に存在するイントロンは、タンパク質には翻訳されずに除去される配列です。またイントロンが存在することでゲノムの複製に余計に時間がかかるため細胞の生存には有利でないとする説があります。

しかし最新の研究で、飢餓状態ではイントロンがエネルギーの節約を抑えることが明らかにされました。イントロンは単なるジャンク配列ではなく、これまで考えられていなかった機能を持っていそうです。

・Intron RNA sequences help yeast cells to survive starvation (Nature, 2019)

2つの独立したグループから同じ結論の論文がNatureに出ていましたので、それらについて簡単にまとめて書きます。

 

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特殊なミトコンドリアが味覚の伝達を担う

旨味、苦味、甘みといった一部の味覚情報はミトコンドリアがATPを細胞外に放出することによって脳に伝達されることを示した論文が報告されました。

以下、簡単にまとめます。

 

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脳科学の国のアリス

神経細胞ネットワークをコンピューターゲームを使って解こう、という野心的な研究プロジェクトの新イベント、Alice’s Adventures in Neurolandが発表されていました。

元のプロジェクトはEyeWire。このブログでも何年か前から定期的に紹介しているので覚えている人も多いかもしれません。

 

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