電気ウナギは獲物の動きをリモートコントロールする

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電気ウナギと聞くとアドルフ・ラインハルトを思い出す皆さんに朗報です。最新の研究でこのウナギが獲物を捉える際に、2種類の放電を緻密に使い分けていることが分かりました。

この論文の成果は今週のScience誌の表紙で大々的に取り上げられています。その内容を簡単に説明いたします。

 

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アゴを持たない原始の魚の化石が見つかった

新着論文をチェックしていたらこんな論文を見つけました。原始的な脊索動物であるピカイア*1と、現存する無顎類(ex.ヤツメウナギ)*2のギャップを埋める生物が見つかったということです。

 

生物の進化を考える上で重要ないきもの

このアゴを持たない原始の魚の化石はカンブリア紀の地層から見つかりました。今から約5億4,000万年前にこのような生物が存在していたと考えられます。「2つの目を持ち、エラを支える骨が存在するのに、アゴがない生物」が存在したということは、進化を考える上で非常に魅力的であるというわけです。

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このMetaspriggina walcottiの化石が初めて見つかったのは1993年のことらしいのですが (Bolletino di Zoologia, 1993)、今回、カナダのマーブルキャニオンでより状態の良い化石が見つかり、それを調べたところ、上記のようなことが分かったとのことです。

 

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ナマズのヒゲが感知する意外なもの & 細胞の自殺を抑制する機構

今日のScienceは楽しい論文がたくさん出ていたのですが、その中に日本の研究グループ発の論文が2つありました。論文を精読して記事にしようと思ったら既に大手マスコミが書かれていました。やっぱり研究機関からのプレスリリースが事前に出ているんですかね、記事にするのが非常に早い。

せっかくなので、記事に書ききれなかったであろう背景を補ってみようかと思います。文字数制限がないのが、個人ブログの良い所です。

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