知られざるイントロンの機能〜飢餓時に細胞の生存を助ける〜

遺伝子の中に存在するイントロンは、タンパク質には翻訳されずに除去される配列です。またイントロンが存在することでゲノムの複製に余計に時間がかかるため細胞の生存には有利でないとする説があります。

しかし最新の研究で、飢餓状態ではイントロンがエネルギーの節約を抑えることが明らかにされました。イントロンは単なるジャンク配列ではなく、これまで考えられていなかった機能を持っていそうです。

・Intron RNA sequences help yeast cells to survive starvation (Nature, 2019)

2つの独立したグループから同じ結論の論文がNatureに出ていましたので、それらについて簡単にまとめて書きます。

 

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CRISPR/Casを使ったウイルス検査手法の開発を巡る熱いバトル

近年、研究者界隈で大きな話題になっているCRISPR/Cas。「核酸の認識と切断」からなるこの技術は、ゲノム編集に応用できるだけでなく、ウイルスを高感度で検出する手法に使えるのではないかと考えられています。

さて、CRISPR/Cas研究の第一人者として知られるJenifer Doudnaらのグループが「CRISPR/Cas12aが1本鎖DNAウイルス検出ツールとして使える」と言うことを示した論文を発表しました (Science, 2018)。さらに、 DoudnaらとCRISPRの特許で争っているFeng Zhangらのグループも同じ号に「Cas13とCas12aとCsm6が核酸検出ツールとして使える」という論文を発表しています (Science, 2018)。

この辺りの争いについてもう少し詳しく書いていきます。

 

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やはりNgAgoは哺乳類細胞ではワークしない (Nat. Biotech.)

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ゲノム編集は生命科学を大きく発展させる技術として注目されています (Nat. Biotech. 2014)。現在はCRISPR/Cas9をベースとしたゲノム編集が広く使われていますが、これも完璧な方法ではないため、さらなる技術開発が行われています。

NgAgoと呼ばれる手法はゲノム編集技術の新しい方法の一つとして注目されました (Nat. Biotech. 2016)。しかしこの論文の結果が再現されずに世界中で議論を呼んでいたのです (アレ待チ 2016)。

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