The Journal of Comparative Neurologyという学術誌に出た論文がページ数が異常に多いということで一部界隈で話題になっております。全部で図が19個、テーブルが3つとは思えないボリューム (380ページ) です。それもそのはず、図17には106の解剖図が含まれているのですから。もはやわけが分かりません。
例のNatureのついでの論文、380ページやばい >Comprehensive cellular-resolution atlas of the adult human brain. https://t.co/Eh7Ls52xL9
— NYUUW* (@new_haru) 2016年8月1日
さてこの論文がどういうものかというと、これまでになく高精細なヒト脳のマップを作った、というような内容です。ガチで内容に興味がある人は、オンラインのデータベースで成果が公開されているのでそっちを見るといいかもれません。
アメリカではヒト脳の構造・機能を全部解明してやろうと言う野心的なプロジェクトが始まっており、今回の論文はその一環だと考えられます。今後もこんな感じの恐ろしいデータ量の論文がバンバン出るのでしょうか。良くわからないけどすごい世界ですね。
ところで、これまで発表された中で一番ページ数が多い論文はどれなのでしょうか。少し調べてみたんですけど分かりませんでした。知っている人がいたら教えて下さい。では。
PS. 2011年に「米研究者が脳の地図をネット公開」という記事が出ていたのを覚えている人もいるでしょうか。あのグループです。
PS2. この研究所からはつい先月「霊長類の脳発達における包括的な転写マップ」という論文がNatureに発表されました。こちらはページ数こそ少ないものの、とんでもないデータ量です。