クモ糸の粘球からヒントを得た、固体と液体の中間の特性を持つ繊維

クモの巣は縦糸と横糸から成っています。縦糸は巣を支える丈夫な繊維であり、横糸にはネバネバした粘球が沢山ついていて獲物の虫を捉えます。

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この粘球が付いた横糸は固体と液体の中間の特性、伸び縮みする繊維として振る舞うのですが、それがどうしてなのかはよく分かっていませんでした。

 

 

前述した謎に迫るため、研究者は粘球が付いたクモの横糸を実験的に伸び縮みさせ、その様子を詳細に観察しました。すると糸が粘球に巻き取らながら縮んでいく様子が見られます。

逆に伸ばした時は糸が粘球の中で回転しながらほぐれ、全体を真っ直ぐに保ちながら伸びていき、しかも何回も伸び縮みを繰り返すことができます。見ているだけで面白いですね。

 

 

 

この発見を応用したのが次の実験になります。ポリウレタン繊維は縮めようとしても折れてしまうだけなのですが、そこにシリコンオイルを塗ると・・・

なんと先ほどのクモの横糸のように真っ直ぐ縮むようになりました!!!

 

 

このように自然から学ぶことで、既存の素材に新しい特性を付け加えることが可能になりました。この発想は、将来的に人工筋肉やフレキシブル・エレクトロニクスの開発が進む手助けになるかもしれません。

 

 

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