電気泳動で植物をもスケスケにすることが出来る

このブログをお読みの皆様なら、2013年頃に「電気泳動で脳を透明化する技術」が発表されたことを覚えている方も多いと思われます。

CLARITYと名付けられたこの技術は、脳だけでなく肺や腎臓といった組織も透明化させることが出来ます。しかし植物は細胞壁という“バリア”を細胞の周りに持つため、CLARITY法を植物に適応することはまだ出来ていませんでした。

 

 

今回、研究グループはCLARITYと酵素処理を組み合わせて葉っぱを透明化することに成功しました。なんとまあ見事にスケスケです。

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「えっ、植物を透明化して何が嬉しいの?」我々の生活に直接役立つわけでは有りませんが、研究には非常に役に立ちます。以下の動画を見て下さい。

緑色のものが核、遺伝情報を司るDNAが収められているところです。赤色のものはRuBisCOと言うタンパク質、この働きによって植物は大気中の二酸化炭素を削減しているのです。

植物を透明化すれば、DNAやタンパク質が三次元的にどのような位置関係にいるかを明らかにすることができます。タンパク質が葉っぱの形成や機能にどのような働きを持つか、それを調べる上で重要な情報となります。

 

これが誰にでも簡単に出来ると夏休みの自由研究にちょうどいいんですが、必要なものが多いためちょっと難しそうです。葉脈標本だったら簡単に作れるのでオススメです。

話がそれました。今日はこの辺で。

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