女性専用の体内埋め込み型避妊チップは実現されるのか

こんな記事がありました。

女性の体内に埋め込まれ、ホルモンを分泌するマイクロチップを、M.I.T.のファラ教授らのチームが開発した。
20ミリ角・高さ7ミリのチップは、レベノルゲストレルとよばれるホルモンを毎日一定量、16年間にわたって体内に送り込む機能を持つ。このホルモンには女性の妊娠を防ぐ性質がある。つまり、このマイクロチップは新しい避妊用デバイスなのだ。

上記の記事にはソースがなかったため(BBCのソースが追記されました)、探していたところ、Technityの編集者さんからの情報を頂きました。元記事ではMITのファラ教授とありますが、Robert Farra氏はドラッグデリバリーシステムMicroCHIP社の代表取締役社長だと思われます。

このニュースでは、マイクロチップに使用する薬剤としてレベノルゲストレルが挙げられています。これはホルモンではなくて、所謂ピル、しかも緊急避妊ピルです。

2011年5月24日、緊急避妊薬レボノルゲストレル(商品名ノルレボ錠0.75mg)が発売された。用法・用量は「性交後72時間以内に1回1.5mg経口投与」となっている。
レボノルゲストレルは、黄体ホルモンの一つであるノルゲストレルの左旋性光学異性体である。排卵抑制作用により避妊効果を示すほか、受精阻害作用や受精卵着床阻害作用を有しているとされる。海外の臨床試験では、レボノルゲストレル1.5mgを性交後72時間以内に服用することで妊娠阻止率が84%であったと報告されている。

「通常経口摂取するピルを、わざわざチップを体内に埋め込んでまで16年間継続的に投与する必要があるのかなあ。うーん・・・。」そんな風に思っていましたが、既にレボノルゲストレルを持続的に投与する子宮内避妊用具が実用化されているそうです。

なお、レボノルゲストレル単独の製剤としては、2007年発売されたレボノルゲストレル放出子宮内避妊システムのミレーナがある。本製剤は、子宮内避妊用具(IUD)から薬剤が徐々に放出され、5年間の避妊を可能としている。

これをマイクロチップにして皮膚に埋め込むことが出来れば、子宮内避妊具よりも汎用性は高まるのでしょう。しかし適量の薬剤を16年もの長期にわたって継続的に投与し続けることは難しいと予想されます。やはり定期的なメンテナンスが必須になってしまうのでしょうか。これを如何に克服するかが実用化のキモになると思います。

本当にマイクロチップが実用化される未来が来たらSFチックでステキですね。

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