アゴを持たない原始の魚の化石が見つかった

新着論文をチェックしていたらこんな論文を見つけました。原始的な脊索動物であるピカイア*1と、現存する無顎類(ex.ヤツメウナギ)*2のギャップを埋める生物が見つかったということです。

 

生物の進化を考える上で重要ないきもの

このアゴを持たない原始の魚の化石はカンブリア紀の地層から見つかりました。今から約5億4,000万年前にこのような生物が存在していたと考えられます。「2つの目を持ち、エラを支える骨が存在するのに、アゴがない生物」が存在したということは、進化を考える上で非常に魅力的であるというわけです。

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このMetaspriggina walcottiの化石が初めて見つかったのは1993年のことらしいのですが (Bolletino di Zoologia, 1993)、今回、カナダのマーブルキャニオンでより状態の良い化石が見つかり、それを調べたところ、上記のようなことが分かったとのことです。

 

 

生きていた時はこんな動き?

下の動画は、生きていた時はこんな姿で動いていたのではないかという想像の動画。カンブリア紀と言えばアノマロカリスやハルキゲニアと言ったキモカワ生物が思い浮かびますが、Metaspriggina walcottiも負けず劣らずキモカワですね。

 

終わりに

僕はこんな魚が存在したとして食べたくないのですが、舌平目に似ているからムニエルにすると美味いかもと言っているフォロワーさんもいて、世界は広いなあと思いました。

そうです、ケロさんが言うように、ピカイアとヤツメウナギの間に、このMetaspriggina walcottiが位置するそうです (Fig.3)。論文の詳しい解説が出来る人、絶賛大募集しています。

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